▶︎動画でも話してるので、文章読むのが面倒な方はこちらをみてもらえればと思います。
今回はMyGPTのCustom Actionでアクセストークン認証を設定する方法について解説します。
MyGPTのCustom Actionでアクセストークン認証を設定する方法について
この動画はMyGPTの解説シリーズの続きです。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.23.03.png)
なお、このページへのリンクは下に貼っておきますので、そちらをご確認ください。
前回は「名言博士」というGPTにCustom Actionを追加して、チャットGPTとは別のサーバーからデータを取得できるようにしました。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.30.18.png)
これに対して今回は、認証が必要なデータを取得する方法を確認していきましょう。
まずは「Editボタン」をクリックして編集画面に移動します。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-14.11.29.png)
編集画面が表示されたら、次に「Configureボタン」をクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-14.11.35.png)
画面が切り替わったら「Create new action」と書かれているボタンをクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-14.11.44.png)
これでCustom Actionを設定するための準備が整いました。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-14.11.51.png)
Custom Actionは「Schema」というタイトルの下にあるテキストボックスに処理内容を設定します。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-14.18.38.png)
設定するSchemaは下記に貼ってあるのでテキストをコピーします。
{
"openapi": "3.1.0",
"info": {
"title": "ワンピース名言集",
"description": "ワンピースの名言をランダムに取得します。",
"version": "v1.0.0"
},
"servers": [
{
"url": "https://dummy-access-token-site.vercel.app"
}
],
"paths": {
"/auth_page": {
"get": {
"description": "ワンピースの名言をランダムに取得する",
"operationId": "GetOnePieceWisdom",
"responses": {
"200": {
"description": "データの取得に成功しました",
"content": {
"application/json": {
"schema": {
"$ref": "#/components/schemas/GetOnePieceWisdomResponse"
}
}
}
},
"404": {
"description": "名言が見つかりませんでした",
"content": {
"application/json": {
"schema": {
"$ref": "#/components/schemas/ErrorResponse"
}
}
}
}
},
"deprecated": false
}
}
},
"components": {
"schemas": {
"GetOnePieceWisdomResponse": {
"type": "object",
"properties": {
"quote": {
"type": "string"
},
"author": {
"type": "string"
},
"reference": {
"type": "string"
}
}
},
"ErrorResponse": {
"type": "object",
"properties": {
"error": {
"type": "string"
},
"message": {
"type": "string"
}
}
}
}
}
}
テキストをコピーしたら、先ほどの画面に戻ります。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.35.27.png)
そして、「Schema」というタイトルの下にあるテキストボックスにコピーしたテキストを貼り付けます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.35.32.png)
このように、Custom ActionはJSON形式のフォーマットで指定することができます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.36.49.png)
今回は、このサイトの情報をGPTに組み込むようにします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.37.18.png)
それでは、この連携させるサイトを表示してみましょう。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.37.26.png)
このサイトには「/auth page」というページがあります。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.37.34.png)
このページはログインのような認証が必要なページです。
もしも認証されていない状態でこのページを表示しようとすると、このようなエラーメッセージが表示されます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.38.05.png)
このページを表示するためにはAPIキーを利用しなければいけません。
この動画では、このAPIキーのことをアクセストークンと呼びます。
アクセストークンを使用してこのページを表示すると、このように名言がランダムで表示されます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.39.23.png)
表示される名言は、漫画作品のワンピースの名言を表示させています。
ページを更新するごとに異なる名言が表示される仕組みになっています。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.39.50.png)
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.39.58.png)
そして、このページを表示するためにはアクセストークンを利用しなければいけません。
アクセストークンを使わずにページを表示しようとすると、このようなエラーメッセージになります。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.40.53.png)
それでは、このサイトとGPTを連携させていきましょう。
GPTと連携させるためには、プライバシーポリシーのページを設定しなければいけません。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.41.19-1.png)
そのため、このサイトのプライバシーポリシーのURLをコピーします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.41.24.png)
そして、GPTの編集画面に戻って、「プライバシーポリシー」というタイトルの下にあるテキストボックスに貼り付けます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.41.35.png)
プライバシーポリシーのURLを設定したら、もう一度連携させるサイトのページに切り替えます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.43.38.png)
このサイトのトップページにアクセストークンが表示されています。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.43.42.png)
なお、アクセストークンは本来ユーザーごとに割り当てられているパスワードのようなものです。
そのため、このように公開されているページに掲載されていることは少ないです。
この動画では、解説しやすくするためにトップページに掲載しています。
緑色のテキストがアクセストークンです。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.44.34.png)
このテキストをコピーします。
テキストをコピーしたら、GPTの編集画面に戻ります。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.44.57.png)
Authenticationの下にあるテキストボックスの右側の歯車のマークをクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.46.35.png)
ポップアップ画面が表示されたら、APIキーを選択します。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.47.36.png)
表示されたテキストボックスに先ほどコピーしたアクセストークンを貼り付けます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.47.43.png)
Auth TypeはBearerを選択しておきます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.47.48.png)
最後にセーブボタンをクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.47.57.png)
これで、連携先のサイトでアクセストークンを利用しなければ表示されないページにアクセスできるようになります。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.49.43.png)
それでは早速、動作を確認していきましょう。
右上にあるセーブボタンをクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.49.49.png)
続けて、「Confirmボタン」をクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.50.18.png)
変更内容が保存されたら、「View GPT」というボタンが表示されます。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.50.31.png)
このボタンをクリックします。
そうすると、作成したGPTの画面が表示されるので、サイトと連携できているか確認します。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.52.12.png)
「ワンピースの名言を教えてください」と聞いてみましょう。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.52.33.png)
そうすると、先ほど設定した連携先のサイトへのアクセスについて許可を求められます。
データを取得して欲しいので、「Allow」ボタンをクリックします。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.52.39.png)
しばらく待っていると、このような回答が返ってきました。
![](https://oshitai.jp/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-17-15.52.46.png)
期待した通り、連携先のサイトから取得したデータを元に回答を作成してくれています。
このアクセストークン認証が必要な場合でも、連携することができます。
是非お試しください。